米雇用統計

2017年11月

米労働省が3日に発表した10月の雇用統計
(NFP)は、市場予想の31.3万人増を大き
く下回る26.1万人増でした。

9月が-3.3万人から1.8万人へ上方修正
8月が16.9万人から20.8万人へ上方修正

失業率は、市場予想の4.2%を下回り
4.1%となりました。

【発表後のレート】
NY金:1,269.2 ▼8.9(0.70%)
プラチナ:921.9 ▼5.9(0.64%)
ドル円:114.09 ▲0.01(0.01%)

ハリケーンの影響で、数字にボラが出てい
ます。こうやって毎月NFPを記事にしてい
ると、ハッキリとその影響が見えるので、
驚きです。

今回は市場予想を約5万人下回りましたが、
先月が約5万人の上方修正で、ほぼ市場予
想に近い結果と言えると思う。

前月がプラスに修正された結果、連続雇用
増加期間は史上最長の85カ月となり、順
調と考えてよいと思う。

細かい数字を見れば、まだまだ不安な所も
あるという見解も多いようですが、取引す
るには、この目先の数字だけ見れば良いと
思いますので、基本的には強い米経済とい
う事です。

米雇用統計

2017年10月

米労働省が6日に発表した9月の雇用統計
(NFP)は、市場予想の8.0万人増を大き
く下回る-3.3万人でした。

8月が15.6万人から16.9万人へ上方修正
7月が18.9万人から13.8万人へ下方修正

失業率は、市場予想の4.4%を上回り
4.2%となりました。

【発表後のレート】
NY金:1,274.9 ▲1.7(0.13%)
ドル円:112.63 ▼0.19(0.16%)
プラチナ:3,570 ▲8(0.22%)

非常に悪い数字が出ました。マイナスと
いうのはあまり見た事がありません。

それでも失業率は下がっている事から、
やはりアメリカの完全雇用は維持されて
いると見ています。

では、なぜこのような数字になったので
しょうか?それは、統計上での数字とい
う事のようです。

雇用統計は毎月12日を含む一週間で計算
されます。そして、その週に給与の支払
いがあって、初めてカウントされます。

要するに、雇用があっても給与が支払わ
れていなければ雇用としてカウントされ
ないという事です。

先月、アメリカにはハリケーンの影響で
約150万人が自宅待機を余儀なくされま
した。この影響が、今回のマイナス結果
になったのではないかと考えられていま
す。

ですから、雇用はマイナスですが、失業
率は低下したという事です。

来月は修正増になるのではないかと、思
いますが、何れにしても結果は悪く、ま
た上値も重い事から、ドル安になってい
ますね。

米雇用統計

2017年9月

米労働省が1日に発表した8月の雇用統計
(NFP)は、市場予想の18.0万人増を大
きく下回る15.6万人増でした。

7月が20.9万人から18.9万人へ下方修正
6月が23.1万人から21.0万人へ下方修正

失業率は、市場予想の4.3%を上回り
4.4%となりました。

【発表後のレート】
NY金:1,330.4 ▲8.2(0.62%)
プラチナ:1,009.0 ▲10.5(1.05%)
ドル円:110.26 ▲0.30(0.27%)

結果からみると期待外れで軟調な結果
だったと思う。9月の利上げは元々から
なく、12月が想定されていたが、この
結果から、意見が割れると考えています

利上げ先延ばしと、もう少し様子見とい
う事です。12月利上げと思っていたとこ
ろからすると、かなりの後退である事に
は違いない。

ただし、FRBは既に完全雇用を達成して
いるので、この数字は予想外という事も
ないのかもしれません。

いずれにしても、来月、再来月の結果を
見ないと利上げについては結論は出ない
のでしょうね。

米雇用統計

2017年8月

米労働省が4日に発表した7月の雇用統計
(NFP)は、市場予想の18.0万人増を大
きく上回る20.9万人増でした。

6月が22.2万人から23.1万人へ上方修正
5月が15.2万人から14.5万人へ下方修正

失業率は、市場予想の4.3%でした

【発表後のレート】
NY金:1,264.6 ▼9.8(0.77%)
プラチナ:969.0 ▲4.4(0.46%) 8/4(金)
ドル円:110.72 ▲0.68(0.62%) 8/4(金)

この結果からすると、12月の利上げは
確実のような気がします。まだ、為替
は利上げを織り込んでいない動きで、
ドル安が進んでいます。

賃金上昇率2.5%は決して弱い数字では
なく、FRBが快適とみなす3.5%ではな
いにしろ、完全雇用も達成されている
事から、米経済は強いと考えています

NYダウも史上最高値を更新しましたし、
ドルは、いずれ反転して上に向かうと
考えます。

100年債

2017年7月、アルゼンチンが100年債を出す計画がある事が話題に
上がっています。実際には計画段階ですが、アメリカでも、3月の
記者会見の場で、トランプ政権もそのような考えがあると口にしま
した。

100年債は、100年後の元本償還まで、毎年利子を払い続けます。
現在、世界的に超低金利ですから、何れ金利が上がる事を考えれば
今のうちに低金利で資金を調達したいという考えですね。

30年債が超長期と言われている中で、100年ですから、かなり気の
遠くなる期間です。しかし、世界を見てみると、ベルギーやアイル
ランド、メキシコなどで既に発行されており、またイギリスではコ
ソンソル公債という永久債を発行しています。

永久債というんは、元本がいつ償還されるかわからないという債権
で、償還されるまで永遠と利子が支払われます。これは考え方によ
るのかもしれませんが、例えば10年債が10年後に償還されても、再
度10年債を買い、またその10年後に償還、購入と、繰り返していれ
ば、結局は永久に債権投資をしている事になるのでは?

という事です。保険会社や年金基金などの長期リターンを確定した
い企業にとっては魅力的な債権と判断されているようで、人気があ
るようです。

更に、100年債は企業も出しています。ウォルト・ディズニー、コカ
・コーラやフォードなど米国を代表する企業やハーバード大学など50
近い発行体が100年債を相次ぎ発行しました。

そして近々でも、鉄道大手のノーフォーク・サザンが償還期限を2105
年とする社債を年6%の利率で発行し、続いて、オランダの大手金融グ
ループ、ラボバンクも年5.8%で100年債を発行しています。

あまり耳にした事がない債券ですが、比較的人気があり、更に発行する
側は現在の低金利の時代であればメリットも大きい事から、世界中で発
行するかどうかの議論がされています。

裏を返せば、そろそろ金利が上昇してくるのか?金融引き締めがスター
トしてくるのか?などが考えられますね。