スワップポイントとは

FX取引において得られる利益のうち、インカムゲインの方で、2国間
の金利差の事です。
この金利差というのがまずイメージ湧かないと思
いますので、そこから説明をすします。
 

国には政策金利というのがありまして、その政策金利によって、銀行
間のお金の貸し借りの金利や、住宅ローンの金利、国債の金利が決ま
っています(実際には少し異なるので※
1を参照下さい)

その各国の政策金利の差が、スワップポイントとして支払われるとい
う事です。
具体的には、20163月現在の、日本の政策金利は0.1%、
アメリカが
0.5%です。

金利差という事ですから、

0.5%-0.1%=0.4%が1年間であなたが貰える利息という事になりま
す。では、何に対しての
0.4%なのか?ですが、取引量に対しての
0.4%という意味です。

FX最低取引量が決まっています。1万通貨です。この通貨のとこ
ろに各国の通貨をあてはめると、円換算出来ます。

例えば1万通貨=1万ドル100万円(1ドル=100円の場合)とか、
1万
通貨=1万ユーロ120万円(1ユーロ=120円の場合)という
具合にです。

ですので、米ドルでいえば、100万円の0.4%が、あなたが貰える1
間の利息という事になります。なので
4000円ですね。

それを更に365日で割って、毎日支払われるというのがスワップポイ
ントになるので、
4000円÷365日となり、10.95…円が毎日あなたのF
X
口座に入金されていくという事になります。

ただ、これは我々日本人は金利が低い国にいますので、利息がプラ
スになるのですが、反対のアメリカ人は、逆に
10.95…円を毎日支払
うという事になります。ですから、我々日本人も、
FX取引において
上記とは反対売買(上記ではドル円を買っていますが、その反対で
すので、売った場合)をした時は、逆に
10.95…円を毎日支払う事に
なります。

更に付け加えると、スワップポイントは金利差と話をしましたが、
正確にはポイントです。どういう事かというと、各証券会社は、金
利差をベースに、還元する利息を決めていますので、各社異なりま
す。

例えば預金金利でみてみると、みずほ銀行や、三井住友銀行、UFJ
銀行の預金金利は、各社異なりますよね?でも、政策金利は一緒で
す。でも、各社がサービスとして提供していますので、ここでは赤
字だけでも、こっちで利益を出そうというように、各社で決める事
が出来ます。

それと同じく、金利差は当然同じですが、各証券会社がそれをベー
スにポイントとして還元しているというのが、正しい認識になりま
す。ですから、上記に例えで出したドル円のスワップポイントも、
買いは+
10.95円だけども、売りは-13.95円だったりします。

これにより証券会社は2円の利益が出来るわけですし、そもそも、
金利差が
10.95円なのに、お客様には9円しか払わなければ、そこで
2円の利益が出来ている事になります。

細かい事なので、どうでもいい事なのですが、ただ、それを証拠に
各社のスワップポイントは異なりますので、各社の
HPで確認する
といいと思います。

最後に、具体例を出して、スワップポイントの復習とイメージを頭
に入れて下さい。

20163月現在の、各国の政策金利をまず書いておきます。

アメリカ:0.5% イギリス:0.5% ユーロ:0.05% 日本:0.1%  

オーストラリア:2.0% 南アフリカ:6.75% トルコ:7.5
メキシコ:
3.25

 1)ドル円を50万通貨買った場合
201639日、1630 ドル円=112.525円)

金利差が0.5%-0.1%=0.4% なので、
112.525(レート)×50万(取引量)×0.4%(金利差)÷365
=約
616

これがおおよそ皆さんに支払われるスワップポイントになります。


2)では、逆にオーストラリアドルと円の取引で50万通貨売っ
た場合(
201639日、1630 1オーストラリアドル=83.625円)

金利差が2.0%-0.1%=1.9%なので、
83.625(レート)×50万(取引量)×1.9%(金利差)÷365
=約
2176円となり、売っているので、あなたは2176円を支払う事に
なります。

イメージが湧きましたか?FX取引においては、キャピタルゲイン
(差益収入)を狙って取引しましょうと話して来ましたが、この
インカムゲイン(スワップポイント)を狙って取引する人もいま
す。そういう方は、高金利通貨と低金利通貨を組み合わせて、ス
ワップポイントを狙いにいくわけですね。

 

例えば、トルコリラであったり、南アフリカランドが多いです。
特に南アフリカは、リーマンショック前には性政策金利が
12.0
ありましたから、日本との金利差が
11.7%(当時)もありました。

1年間で11.7%利息が出るわけですし、サッカーW杯も控えて景気
も良いと判断されてましたから、多くの日本人がスワップ目的で投
資をしました。

しかし、その後リーマンショックにより南アフリカランドは急落し
てしまった為、スワップポイントは高くても、為替差益で大きなマ
イナスを出した人が多くいました。

ですからFX取引において、スワップポイントは全く気にせず、あく
までもキャピタルゲインの差益で収益をあげていく事を強く言って
いるわけです。

現在、巷で、外貨預金を含め、トルコリラで大きなマイナスを出し
ている人が多数います。銀行に薦められたんだろな・・と思います
が、
FXの仕組みをほんの少しでも知っていたら、外貨への投資知識
をほんの少しでも持っていたら、回避出来た事です。

銀行や証券マンは所詮サラリーマン、社会的地位や信用は、彼らの
方が圧倒的にありますが、個人トレーダーは投資においては彼らよ
りも、遥か先を歩いています。皆さんも、しっかりと勉強して、無
駄なマイナスは避けられるようになるといいと思います。

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政策金利とは、短期金利の翌日物の事を意味しています。

アメリカではFF金利(フェデラル・ファンド)、日本では無担保
コールレートと呼ばれていて、金融機関同士が、無担保で翌日に
返済するという条件で借りるお金の金利を意味しています。

金融機関同士の市場(資金市場)では、翌日物、1週間、1ヶ月、
3カ月、6ヶ月、1年とあり、また、国債市場では、短期国債(6
月・
1年)、中期国債(2年・3年・5年)、長期国債(10年)、超
長期国債(
15年・20年・30年・40年)とあります。

その中で、国がコントロール出来るのは、あくまでも短期のみと
いう事(金融政策の誘導目標)で、その中でも翌日物の超短期
(翌日返済ですから)の金利を政策金利としています。ですから、
上記で記載した、政策金利によって、国債や住宅ローンの金利が
決まるという表現は、少し異なります。

ちなみに、ニュースや本、それから国の信用を計る上で目安とな
る国債等、国債と言われたら、全て
10年債を意味しています。

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