米雇用統計

2017年5月

米労働省が5日に発表した4月の雇用統計
(NFP)は、市場予想の19万人増を上回
り、21.1万人増でした。

3月が9.8万人増から7.9万人増へ下方修正
2月が21.9万人増から23.2万人増へと上方
修正

失業率は、市場予想の4.6%を下回り
4.4%となり、 2007年5月(4.4%)以来
の、9年11か月ぶりとなる4.4%に低下し
ました。

【発表後のレート】
NY金:1,226.9 ▼1.7(0.14%)
プラチナ:910.2 ▲2.5(0.28%) 5/5(金)
ドル円:112.79 ▲0.33(0.29%) 5/5(金)

FRBは、7月の利上げの他、9月か11月
に利上げを行う事をほぼほぼ確実とさ
れる内容になったのではないかと思い
ます。

ファンダメンタルは、何かあると直ぐ
に変化してしまうのですが、NFPだけ
見ると、今年の利上げ2回は、ほぼ間
違いないのかな・・と考えています。

日米の金利差に注目

日米の金利差とドル円の相関関係は、ここ1年
間は比較的高い傾向にあります。

基本的に国債の金利は、国債が売られると上昇
し、買われると下落します。これをまず覚えて
下さい。

そして、日米の金利差とドル円の相関関係を見
る上で、今押さえておきたい事がもう1つあり
ます。

それは、日本の国債の金利は、あまり動かず、
0%付近をウロウロしているという事です。

2016年にマイナス金利を導入し、2016年2月
には史上初のマイナスとなり2016年11月まで
続きました。

それ以降も、日銀の金利操作により、0%近く
でコントロールされています。

一方アメリカはというと、それなりに動いて
います。

2015年には1.8%から2.4%まで上昇し、その
後2.2%前後をキープ。2016年のトランプ就
任後、2.6%付近まで上昇し、2017年4月には
2.16%、5月になって、2.35%とボラティリ
ティがそれなりにあります。

何が言いたいかというと、日本は常に0%、
米国の金利は上下していて、そして、ドル円
との相関関係が高いわけですから、金利差が
出ればドルは買われるという事です。

もっと、わかりやすく言えば、米国の金利が
上がれば、ドル高円安になるという構図とい
う事です。

ですから、米国債の利回りが2.6%とピークを
迎えた時には、ドル円も120円を目指す展開
となったわけですね。

少し前に、トランプが「低金利が好ましい」
と発言をし、金利が落ち込みました。そして
ドル安も進んだわけです。

最近のドル円は、テクニカルだけ見てると、
少し難しいです。それは、このトランプが、
いきなりこういう発言をしたり、ツイッター
で呟いたりするからじゃないかと思ってい
ます。

今後もトランプ相場は続き、ファンダメン
タルにも、少し気を使わなくてはいけなく
なりそうです。

世界の国債格付け

国債格付け(ソブリン格付け)は、国の
債務履行能力を示し、信用度のを表す重要な
指標です。

主要格付け会社3社、ムーディーズ、S&P、
フィッチ、による世界の主要先進国や新興国、
TOP20の格付けです。

マーケットに多大な影響を及ぼすので、
なんとなくでも頭に入れておくと良いです。

こうやって見ると、日本て思っているほど高く
ないですよね?

それでも、世界では14位ですけど、
ついこの間まで、世界第2位の経済大国
だったわけですから、もっと上なのか
と思ってしまいます。

ちなみに、フィッチが日本の格付けを
27日、「A」維持とし、見通しを、
ネガティブから安定的に引き上げま
したね。

頑張ってTOP10には入って貰いたい。

ADPとNFPの相関関係

ADP雇用者数非農業部門雇用者数は連動
性があるのか?

具体的に数字で見てみたいと思います。

とその前に、ADPとNFPの説明からします

毎月、第一金曜日に米労働省が発表する
非農業部門雇用者数(NFP:Non Farm
Payrolls)の前哨戦とも言われ、2日前の
水曜日にADP社が発表するADP雇用者数

先行指標とされながら、いまいちその信
頼性に疑問を持つケースもあるようです

2012年11月の発表(10月分)から、精度を
高める為にADP社が調査方法を見直した
辺りから、そこそこ信頼が出来るのかな
・・と思っています。

 

2017年3月 ADP:+25.5 NFP:+7.9
2017年2月 ADP:+24.9 NFP:+23.2
2017年1月 ADP:+26.8 NFP:+21.6
2016年12月 ADP:+20.1 NFP:+15.5
2016年11月 ADP:+22.6 NFP:+16.4
2016年10月 ADP:+6.2 NFP:+12.4
2016年9月 ADP:+21.7 NFP:+24.9
2016年8月 ADP:+14.1 NFP:+17.6
2016年7月 ADP:+22.9 NFP:+29.1
2016年6月 ADP:+25.8 NFP:+29.7
2016年5月 ADP:+5.8 NFP:+4.3
2016年4月 ADP:+10.9 NFP:+15.3
2016年3月 ADP:+23.2 NFP:+22.5
2016年2月 ADP:+25.5 NFP:+23.7
2016年1月 ADP:+18.4 NFP:+12.6

数字の開きがあったり、増減が逆になっ
たりする事もありますが、なんとなく方
向性はあたっていて、連動性が高いと思
います。

相場は、市場予想とどれだけかけ離れて
いるか?で動きますから、方向性が見え
るだけでも良しと考えるといいのではな
いでしょうか。

 

米雇用統計

2017年4月

米労働省が7日に発表した3月の
雇用統計(NFP)は、市場予想
の18万人増を大幅に下回り、
9.8万人増でした。

2月が23.5万人増から21.9万人増へ
下方修正

1月が23.8万人増から21.6万人増へ
上方修正

失業率は、市場予想の4.7%を下回り
4.5%となり、2007年5月(4.4%)以
来の、9年10か月ぶりとなる4.5%に
低下しました。

【発表後のレート】
NY金:1,257.3 ▲4.0(0.32%)
プラチナ:962.6 ▲3.7(0.39%) 4/7(金)
ドル円:111.09 ▲0.29(0.26%) 4/7(金)