100年債

2017年7月、アルゼンチンが100年債を出す計画がある事が話題に
上がっています。実際には計画段階ですが、アメリカでも、3月の
記者会見の場で、トランプ政権もそのような考えがあると口にしま
した。

100年債は、100年後の元本償還まで、毎年利子を払い続けます。
現在、世界的に超低金利ですから、何れ金利が上がる事を考えれば
今のうちに低金利で資金を調達したいという考えですね。

30年債が超長期と言われている中で、100年ですから、かなり気の
遠くなる期間です。しかし、世界を見てみると、ベルギーやアイル
ランド、メキシコなどで既に発行されており、またイギリスではコ
ソンソル公債という永久債を発行しています。

永久債というんは、元本がいつ償還されるかわからないという債権
で、償還されるまで永遠と利子が支払われます。これは考え方によ
るのかもしれませんが、例えば10年債が10年後に償還されても、再
度10年債を買い、またその10年後に償還、購入と、繰り返していれ
ば、結局は永久に債権投資をしている事になるのでは?

という事です。保険会社や年金基金などの長期リターンを確定した
い企業にとっては魅力的な債権と判断されているようで、人気があ
るようです。

更に、100年債は企業も出しています。ウォルト・ディズニー、コカ
・コーラやフォードなど米国を代表する企業やハーバード大学など50
近い発行体が100年債を相次ぎ発行しました。

そして近々でも、鉄道大手のノーフォーク・サザンが償還期限を2105
年とする社債を年6%の利率で発行し、続いて、オランダの大手金融グ
ループ、ラボバンクも年5.8%で100年債を発行しています。

あまり耳にした事がない債券ですが、比較的人気があり、更に発行する
側は現在の低金利の時代であればメリットも大きい事から、世界中で発
行するかどうかの議論がされています。

裏を返せば、そろそろ金利が上昇してくるのか?金融引き締めがスター
トしてくるのか?などが考えられますね。

米雇用統計

2017年7月

米労働省が7日に発表した6月の雇用統計
(NFP)は、市場予想の17.8万人増を大
きく上回る22.2万人増でした。

5月が13.8万人から15.2万人へ上方修正
4月が17.4万人から20.7万人へ上方修正

失業率は、市場予想の4.3%を上回り
4.4%となりました。

【発表後のレート】
NY金:1,209.7 ▼13.6(1.11%)
プラチナ:904.1 ▼6.2(0.68%) 7/7(金)
ドル円:113.92 ▲0.70(0.62%) 7/7(金)

ADPが悪かっただけに、心配をしてい
ましたが、結果は良かったと言って、
いいと思います。

ただしFRBは先月の雇用統計が悪かっ
た時と同様に、今回の好結果も一時的
と判断しているようです。

昨日は114円台を回復しましたが、
維持は出来ませんでしたね。

今後は、112円~114円をウロウロす
るのかな・・

米雇用統計

2017年6月

米労働省が2日に発表した5月の雇用統計
(NFP)は、市場予想の18.2万人増を大
きく下回る13.8万人増でした。

4月が21.1万人から17.4万人へ下方修正
3月が7.9万人から5.0万人へと下方修正

失業率は、市場予想の4.4%を下回り
4.3%となり、 16年ぶりとなる4.3%に
低下しました。

【発表後のレート】
NY金:1,280.2 ▲10.1(0.80%)
プラチナ:953.4 ▲24.4(2.63%)
ドル円:110.43 ▼0.93(0.84%)

ADPも良かった事からNFPも良いと思っ
てましたが、結果はかなりの失望感がで
たのではないかと思います。

6月の利上げはあるのか?と思っていま
す。ネットを見ると、それでも、0.25%
が妥当という意見が多数のようです。

利上げすれば、NFPで落ちた分、回復
となり、相場も乱高下すると思ってい
ます。

それはそれで楽しみ・・・

5月FOMC

6月に利上げが行われるのか?が最大のポイ
ントとなる、FOMCの議事録ですが、その
内容はどうだったのでしょうか?

市場では、6月の利上げは確実とされてきま
したが、1月~3月の経済指標から、経済指
標の回復がされない限り、利上げは見送る
事が示唆され、それがドル安の直接的な要
因となりました。

しかし、FRBは引き締めを強化し、バラン
スシートを正常化したいという強い意志も
示しています。

結論から話すと、やはり高い確率で利上げ
は行われるでしょう。

経済指標を見ても、4月の雇用統計は、
21.1万人増と、20万人を超えてますし、
失業率も4.4%と、完全雇用となってい
ます。

更に、ISMでも57.5と非常に高い数字でし
たから、順調に経済が回復していると見れ
ますね。

今週に出る指標で、余程悪い数字が出ない
限り、FRBは利上げをすると思っています。

現在111円台と少しだけドル安となってい
ますが、雇用統計の結果が良ければ、利上
げも織り込んで、直近の高値114.3を試し
に行くと考えています。

後は、トランプが何もしなければですけ
どね・・・w

米経済強し!

先週、ナスダックが史上最高値を更新しました。この強い米経済は一体
いつまで続くのでしょうか。

今年になり、NYダウが12営業日連続高値更新をしたのは、本当に強い米
経済を感じさせましたね。

2月末の話でしたが、あの時は金融株は売られたものの、公益株が買わ
れて相殺されながら、全体では上昇をし続けました。現在NYダウも2万
ドルを維持し、更に更新をしていくような勢いですね。

トランプ政権が誕生し、徐々に政治的な不安要素が見えて来ました。
それでも、世界を代表する米企業がアメリカ経済を支えて、株価を押し
上げています。

マイクロソフフト、コカコーラ、ナイキ、ディズニーなど、誰もが知っ
ている企業です。これらの特徴は、世界経済が上向けば、その分だけ、
企業の業績も上がって行くという事です。

グローバル企業というのはそういうものだし、世界経済を引っ張るアメ
リカも、世界が上向けば、アメリカも上向くとい事です。

しかし、アメリカが下向けば、世界も下向くという、相関関係も見逃せ
ません。

現在、一部の経済学者は、アメリカはバブルに入ったと警告していま
す。その裏付けとなる指標の1つが、CAPEレシオです。CAPEレシオと
は、イエール大学のロバート・シラー教授が考案したもので、物価変動
の影響を除いた実質ベースの株価が、過去10年間の平均的な企業利益の
何倍かを示す指標です。

この数値が25倍を超えると、株価が暴落する恐れがあるとされていて、
過去の統計を見ると、

1929年の大恐慌の直前(CAPEレシオ:30倍)。その後1933年の5倍に
まで下落。

2回目は2000年3月までのIT株バブル。利益がまだないITべンチャーの
株が、ドット・コムの社名だけで高騰したため、CAPEレシオは45倍
という高値でした。市場は、企業利益を3倍大きく見ていたわけです。

2000年4月から23倍に下げています。

3回目が2007年のサブプライム・ローンバブルの時期、CAPEレシオは
27倍でした。その後2008年にリーマンショックとなり、大混乱の後に、
2009年3月には15倍にまで下げました。

そして現在、4回目の25倍超えが3年も続いています。

過去135年で3回しか25倍を超えた事がなかった指標が、現在は約3年間
、超え続けているのです。そして、今年の3月、4月にはとうとう、29
倍にまで上昇しています。

これをどう見るか?ですよね。FRB議長のイエレンやIMFのラガルド専
務理事は、バブルとはっきり明言していますし、その為の金利引き上げ
など、対策をFRBはしているわけですから、警戒をしていて間違いはな
いでしょう。

今後も、CAPEレシオは注目ですね。