米経済強し!

先週、ナスダックが史上最高値を更新しました。この強い米経済は一体
いつまで続くのでしょうか。

今年になり、NYダウが12営業日連続高値更新をしたのは、本当に強い米
経済を感じさせましたね。

2月末の話でしたが、あの時は金融株は売られたものの、公益株が買わ
れて相殺されながら、全体では上昇をし続けました。現在NYダウも2万
ドルを維持し、更に更新をしていくような勢いですね。

トランプ政権が誕生し、徐々に政治的な不安要素が見えて来ました。
それでも、世界を代表する米企業がアメリカ経済を支えて、株価を押し
上げています。

マイクロソフフト、コカコーラ、ナイキ、ディズニーなど、誰もが知っ
ている企業です。これらの特徴は、世界経済が上向けば、その分だけ、
企業の業績も上がって行くという事です。

グローバル企業というのはそういうものだし、世界経済を引っ張るアメ
リカも、世界が上向けば、アメリカも上向くとい事です。

しかし、アメリカが下向けば、世界も下向くという、相関関係も見逃せ
ません。

現在、一部の経済学者は、アメリカはバブルに入ったと警告していま
す。その裏付けとなる指標の1つが、CAPEレシオです。CAPEレシオと
は、イエール大学のロバート・シラー教授が考案したもので、物価変動
の影響を除いた実質ベースの株価が、過去10年間の平均的な企業利益の
何倍かを示す指標です。

この数値が25倍を超えると、株価が暴落する恐れがあるとされていて、
過去の統計を見ると、

1929年の大恐慌の直前(CAPEレシオ:30倍)。その後1933年の5倍に
まで下落。

2回目は2000年3月までのIT株バブル。利益がまだないITべンチャーの
株が、ドット・コムの社名だけで高騰したため、CAPEレシオは45倍
という高値でした。市場は、企業利益を3倍大きく見ていたわけです。

2000年4月から23倍に下げています。

3回目が2007年のサブプライム・ローンバブルの時期、CAPEレシオは
27倍でした。その後2008年にリーマンショックとなり、大混乱の後に、
2009年3月には15倍にまで下げました。

そして現在、4回目の25倍超えが3年も続いています。

過去135年で3回しか25倍を超えた事がなかった指標が、現在は約3年間
、超え続けているのです。そして、今年の3月、4月にはとうとう、29
倍にまで上昇しています。

これをどう見るか?ですよね。FRB議長のイエレンやIMFのラガルド専
務理事は、バブルとはっきり明言していますし、その為の金利引き上げ
など、対策をFRBはしているわけですから、警戒をしていて間違いはな
いでしょう。

今後も、CAPEレシオは注目ですね。

SELL in May

5月になると毎年思い出すアノマリーがあります。

「SELL in May」です。しかし、本当はこの続きがあるのを御存じ
でしょうか?正式には、

「sell in may,and go away,donot come back untill St Leger day」
(5月に売って、セントレジャーデイまで戻ってくるな)

が本当の言葉です。セントレジャーデイといのは、9月の第二土曜日
の事で、この日に大きな競馬のレースがある日だそうです。

過去の歴史を見ても、夏場は商いが薄くなりがちで、5月から10月の
間と、11月から4月の間では、明らかに後者の方が株価が上昇してい
るようです。

ですから、5月になったら株を売れという教えなのです。

しかし、このアノマリーも最近は外れる事も多くなりました。更に
はトレンプ相場で世界は揺れています。当たるもハズレるも、トラ
ンプ次第という事でしょうか。

本当にトランプは大胆な政策をどんどん打ち出してきますね。

先月には、法人税率を35%から15%に引き下げるという、税制改正
案が提案されました。目的はアメリカを減税大国にして、企業を本
国に回帰させようという事だと思います。

更に財務長官が、米国企業の海外資産課税というのを発動する計画
があると公言した事も驚きました。海外にある現金に課税をすると
いうとんでもない税制です。

スタバやアップルなど、タックスプランニングで海外に資産を逃が
してきた企業には本当に大打撃でしょう。アップルなどは、90%が
海外にあるという噂がありますし、本当に頭を抱えている事だと思
います。

税率や時期などは発表されていませんが、本当にこれが実行されれ
ば、株価への影響は避けれれません。

今年は、アメリカの税制も要チェックですね!!

 

米雇用統計

2017年5月

米労働省が5日に発表した4月の雇用統計
(NFP)は、市場予想の19万人増を上回
り、21.1万人増でした。

3月が9.8万人増から7.9万人増へ下方修正
2月が21.9万人増から23.2万人増へと上方
修正

失業率は、市場予想の4.6%を下回り
4.4%となり、 2007年5月(4.4%)以来
の、9年11か月ぶりとなる4.4%に低下し
ました。

【発表後のレート】
NY金:1,226.9 ▼1.7(0.14%)
プラチナ:910.2 ▲2.5(0.28%) 5/5(金)
ドル円:112.79 ▲0.33(0.29%) 5/5(金)

FRBは、7月の利上げの他、9月か11月
に利上げを行う事をほぼほぼ確実とさ
れる内容になったのではないかと思い
ます。

ファンダメンタルは、何かあると直ぐ
に変化してしまうのですが、NFPだけ
見ると、今年の利上げ2回は、ほぼ間
違いないのかな・・と考えています。

日米の金利差に注目

日米の金利差とドル円の相関関係は、ここ1年
間は比較的高い傾向にあります。

基本的に国債の金利は、国債が売られると上昇
し、買われると下落します。これをまず覚えて
下さい。

そして、日米の金利差とドル円の相関関係を見
る上で、今押さえておきたい事がもう1つあり
ます。

それは、日本の国債の金利は、あまり動かず、
0%付近をウロウロしているという事です。

2016年にマイナス金利を導入し、2016年2月
には史上初のマイナスとなり2016年11月まで
続きました。

それ以降も、日銀の金利操作により、0%近く
でコントロールされています。

一方アメリカはというと、それなりに動いて
います。

2015年には1.8%から2.4%まで上昇し、その
後2.2%前後をキープ。2016年のトランプ就
任後、2.6%付近まで上昇し、2017年4月には
2.16%、5月になって、2.35%とボラティリ
ティがそれなりにあります。

何が言いたいかというと、日本は常に0%、
米国の金利は上下していて、そして、ドル円
との相関関係が高いわけですから、金利差が
出ればドルは買われるという事です。

もっと、わかりやすく言えば、米国の金利が
上がれば、ドル高円安になるという構図とい
う事です。

ですから、米国債の利回りが2.6%とピークを
迎えた時には、ドル円も120円を目指す展開
となったわけですね。

少し前に、トランプが「低金利が好ましい」
と発言をし、金利が落ち込みました。そして
ドル安も進んだわけです。

最近のドル円は、テクニカルだけ見てると、
少し難しいです。それは、このトランプが、
いきなりこういう発言をしたり、ツイッター
で呟いたりするからじゃないかと思ってい
ます。

今後もトランプ相場は続き、ファンダメン
タルにも、少し気を使わなくてはいけなく
なりそうです。

世界の国債格付け

国債格付け(ソブリン格付け)は、国の
債務履行能力を示し、信用度のを表す重要な
指標です。

主要格付け会社3社、ムーディーズ、S&P、
フィッチ、による世界の主要先進国や新興国、
TOP20の格付けです。

マーケットに多大な影響を及ぼすので、
なんとなくでも頭に入れておくと良いです。

こうやって見ると、日本て思っているほど高く
ないですよね?

それでも、世界では14位ですけど、
ついこの間まで、世界第2位の経済大国
だったわけですから、もっと上なのか
と思ってしまいます。

ちなみに、フィッチが日本の格付けを
27日、「A」維持とし、見通しを、
ネガティブから安定的に引き上げま
したね。

頑張ってTOP10には入って貰いたい。